和本は別名「綴じ本」とも呼ばれる、日本の伝統的な製本法で作られた本のこと。体験では、表紙や糸の色の組み合わせを選び、最も基本的な「四つめ綴じ」でミニサイズの和本を作ります。折りヘラで折り目をつけた紙を重ねてそろえ、四つの穴をあけて糸で綴じて完成。和本作りを通して、本の構造や道具の使い方を知ることができます。
文芸学科出身でヒット作多数のライトノベル作家・八薙玉造先生が、創作法を伝授。物語づくりの手順や、その過程でつまずくポイントなど、現役作家ならではの視点が盛りだくさん。読者の胸を打つハイクオリティな作品を完成させるための心構えをレクチャーします。
古くは8世紀から始まったとされる活版印刷。この伝統的な印刷技術に触れられるのが文芸学科の活版印刷体験です。ハンコのような形をした“活字”と呼ばれる字型を並べ、自分の名刺を作る。めったにできない体験に、高校生たちは興味深そうに取り組んでいました。
ひとつずつ文字をセットしていく作業。とくに日本語は、ひらがな以外にも漢字やカタカナなど、使用する文字種が多く大変だ。