手作りの存在感や温かみがあり、近年あらためて注目を集めている特撮。プロの映画人でもなかなか経験できない、貴重な撮影の様子を間近に見学することができます。
映画の撮影には、かなり大がかりな機材が必要ですが、その最たるものが、サーボクレーン。充実した設備に触れることができる映像学科のオープンキャンパスでは、そのクレーンを9号館前に設置して、迫力満点の撮影を展開。映画撮影の醍醐味はここにアリ! といったその様は、他学科を目当てに訪れた高校生や保護者の方々も、思わず足を止めて見入っていました。
オープンキャンパスでは、プロでも使用するサーボクレーンを使い、特撮の現場を撮影。迫力ある画を撮影していた。
大阪芸大のキャンパスには映画館も!一般の映画館と同じDCP(デジタルシネマパッケージ)上映方式に対応したDLPシネマプロジェクターを導入。音響にはドルビーサラウンド6.1chEXを採用しています。学生作品の上映だけでなく、日常的に学生作品やイベントなどの上映会も開かれており、すぐれた映像作品に触れる貴重な機会が設けられています。
キャンパス内にいることを忘れてしまう映画館内。
オープンキャンパスでも産学協同制作ドラマの上映会を実施した。
映像学科に所属する学生たちのメイン フィールドとなっているのが、和室・洋室のセットが組まれた大規模な撮影スタジオです。ここでは映像を作る知識から映像を美しく魅せるテクニックまで、様々な経験を積むことが可能。その学びを活かして、多くの有名監督が羽ばたいています。
映画撮影で使用する大型のカメラ。オープンキャンパス時には実際に撮影体験することも可能です。先生の指導に従ってファインダーを覗き込んでみると、そこには普段とは違った世界が。映像の可能性、そして魅力を最大限に感じることができます。
映像の迫力とリアルさを追求するうえで、重要な役割を担う特殊美術。その第一線で活躍するスクリーミング・マッド・ジョージ先生の指導のもと、今回は特殊メイクの体験講座を開催。手首に傷を再現するというシンプルな題材ながら、初めて目にする一流の技術に、感動の声も上がっていました。
特殊メイクの入門書として今回用意したのが傷メイク。10分ほどあれば本格的なものが体験できます。プラクティカル・ジョークとしても有効なので、ここでマスターして、誰かをビックリさせてほしいですね(笑)
特殊メイクの入門書として今回用意したのが傷メイク。10分ほどあれば本格的なものが体験できます。プラクティカル・ジョークとしても有効なので、ここでマスターして、誰かをビックリさせてほしいですね(笑)
ハリウッドの第一線で活躍してきたスクリーミング・マッド・ジョージ先生から、緊張した面持ちで指導を受ける参加者たち。
研究室では、メタルバンド「スリップノット」のマスクなど、スクリーミング・マッド・ジョージ先生の代表作を見ることもできる。